2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧
笑いはいつから大人のものになったのか? いやもとから大人のものだったのかもしれないし、たとえば欧米ではそもそも大人のものなのかもしれない。だが自分が子供だった頃のことを考えてみると、笑いは間違いなく子供のものだったような気がする。 当時の大…
『すべらない話』を観ていると、いつも「そもそも『すべらない話』とは何だろう?」という原点に立ち戻らされる。 もちろんそんなのは単なる言葉のニュアンスの問題であって、面白ければ何でもいいという意見にはむしろ賛成だが、話者が15人にまで膨れ上がっ…
「単純にネタの面白い芸人を集めれば面白い番組ができるわけではない」というのはもうすっかり周知の事実だが、それはなぜかと問われれば、たぶん答えが多すぎて特定することは難しい。コンビ同士の相性や、コントか漫才かの違いに代表される方向性の違い、…
最近の『ロンハー』は、企画云々よりも芸人のフォーメーションを楽しむ番組になっていて、そういう意味ではどんどん『アメトーーク!』化している。プロデューサーが同じなので自然と言えば自然な流れなのだが、むしろ意識的に寄せていっているようにも思え…
ためになる新書が売れ、実用的な情報番組が求められ、誰もがTwitterで自分の役に立つ情報をかき集め、さらにはご親切にもそんなお役立ち情報をリツイートして拡散までしてくれる今の世の中、ここまで役に立たないことしかやってない番組が存在することの奇跡…
毎回不完全燃焼の番組。その原因は挙げればキリがない。 番組の時間が正味20分しかない。5枠のうち2枠が宣伝目的の、笑いセンスのかけらもない人に与えられる。そもそもいらない審査員の、的外れな褒め言葉。司会の三田アナの、進行することしか考えていない…
伊集院光とアンタッチャブル柴田が和解した。というか、「和解する必要もなかったことがようやく判明した」と言ったほうが正しい。実はそういう曖昧な関係にこそ明確な和解が必要なのだ。それがたとえ、単なる儀式のようなものに過ぎなくても。 そもそも二人…
芸人は結婚すると丸くなる。嫁が歳下であればあるほど丸くなる。そして子供ができるとさらに丸く、子供が女の子だとMAX丸くなる。 自分の番組を嫁やその家族が観ていたら何を言われるだろうか? ましてや娘には、どのような影響を与えてしまうだろうか? そ…
今回のくくりは『師匠サミット』。といっても師匠によるサミットではなく、師匠(的ポジションの人)たちの逸話を語るサミットなので、出場者はサバンナ高橋、ナイツ、TKOら若手というほどでもない中堅芸人の面々。彼ら中堅芸人が、テレビではまったく観たこ…
高橋みなみの発言「努力は必ず報われる」を「それは報われた奴の言葉だ」と真っ向から否定し、篠田麻里子の競争礼賛スピーチと小島慶子のグイグイ感を異様に恐がる小木はやっぱり最高だ。 【『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』HP】 http://www.tbsradio.jp/m…
アンタッチャブル山崎がフジテレビ系コンテンツ(韓流アイドル、携帯ゲーム、フジテレビ主催イベント等)を面白おかしく紹介する番組。…のはずだったのだが、この4月からやや主旨が変わり、ふざけ度合いをかなり目減りさせることで、より純粋な宣伝番組に近…
この番組は、評論家と明石家さんまの絡む時間が長ければ長いほど面白い。さんまと評論家が一対一対で正面衝突するのももちろん面白いが、そこに他の評論家やマツコ・デラックスも入り交じって乱打戦の様相を呈するとさらに面白い。誰が敵で誰が味方がわから…
最初に言っておかなければならないのは、僕はアイドルとお笑いはそもそも相反するものだと思っているということ。つまりアイドルという存在が基本的に好きではないのだが、なぜかお笑い好きにはアイドル好きが異様に多いようで、それがなぜかってことはわり…
日曜夜8時という戦場で尖った悪ふざけをやり続け、一般にはひっそりと、しかしお笑いファンにとっては華々しく討ち死にした『クイズ☆タレント名鑑』の深夜版。 今回は先週の「コウメ太夫で笑う芸人など存在するのか?」に続き、「テツandトモの“なんでだろう…
「好きなものは何ですか?」という質問に、「テレビ」と答える人は、きっとだいぶ少なくなった。 僕はそれを寂しく思う人間の一人だが、実は僕も「テレビ」とは答えない。そう答える人は、本当のテレビ好きじゃないとさえ思っている。なぜならば僕は、「つま…