2021/8/12（木）のラジオ聴取日記～ミイラ取りはミイラ～

【聴いた番組】

『24時のハコ』（TBSラジオ） トム・ブラウン

『アッパレやってまーす！（水曜日）』（MBSラジオ）

初回はみちおひとりでやったトム・ブラウンの『ハコ』が、2回目にしてようやく2人揃っての再スタート。

やはり正しいバランスに戻った感はあって2人の会話も楽しいが、みちおオンリー回のインパクトが強かったせいか、やはりあの留め金を失った不穏な状態が恋しくなる部分も少々。

とはいえ、後半布川が音楽への熱い思い入れを長々と語りはじめ何事かと思いきや、選曲一発ですべてを台なしにするあたりは、やはりトム・ブラウンならではの破壊衝動を感じて頼もしかった。

『アッパレ』水曜日は、またしてもアンガールズ田中の「同じ話を何度でも同じ熱量でする能力」が発動。

新しい人が来るたびにぶつけるのがすっかり恒例になっているが、もはやエピソードトークというよりは心理テスト／人格テストとして機能させているのが面白い。たしかに有効な試金石。

この番組におけるアンガールズ田中は、先輩のケンコバにすら苦言を呈する「説教先生」のポジションにいつのまにか着いているのが不思議。

かつてはTKO木元のことを「お笑いマナーうるさ人間」と呼んでいたにもかかわず、すっかりミイラ取りがミイラになっているのがいい。

毎週変わらずやっているように聞こえる番組の中でも、田中が説教先生になったり山根がマッチョになったりと、気づけばキャラクターの関係性は結構動いているのが、番組に飽きない理由のひとつなのかもしれない。