寝耳に日刊ラジオレビュー 2021年10月13日(水)号~クレイジーなきつねの化かし合いディスり合い~
【聴いた番組】
『きつねのこんこんらじお』(FM NACK 5)
『#むかいの喋り方』(CBCラジオ)
『24時のハコ』(TBSラジオ) ザ・マミィ
『アッパレやってまーす!(火曜日)』(MBSラジオ)
『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)
先週のパンサー向井との「“アウェイ”サムシティクラブ事件」を契機に聴きはじめた『きつねのこんこんらじお』が面白い。
向井への言い訳に終始した先週も良かったが、大津が嫌われていることを証言するメールを募集したにもかかわらず、大津を褒めちぎるメールばかりが集まってきたことにぶち切れる淡路が最高すぎて、今週は思わずもう一度聴き直してしまった。
淡路は『フリースタイルティーチャー』でラップバトルにも参戦しているが、この二人のディスり合いには癖になる何かがある。いまのところその「何か」がわからないのだが、この先聴き続けていくうちにその「何か」が明らかになってくるかもしれないし、こないかもしれない。いずれにしろ面白い。
30分のラジオだがコーナーで紹介されるメールにもクレイジーなものが多く、まだ開始半年の番組であるにもかかわらず、すでにかなり優秀な投稿職人が集まっているように見受けられる。その常軌を逸した内容を気持ち悪がりながら、明らかに楽しんでいる二人の様子もいい。
牧歌的な番組名からはまったく想像できない尖りきった内容で、やはり「きつね」などというコンビ名をつける人たちは、油断がならないと改めて思った。