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寝耳に日刊ラジオレビュー 2021年10月14日(木)号~引き出される尾崎の思考の流れと、ポッドキャストの試金石~

木曜ラジオ

【聴いた番組】

山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』月曜日(TOKYO FM) ゲスト:クリープハイプ尾崎世界観

アンガールズのジャンピン』(ニッポン放送 Podcast Station)

『アッパレやってまーす!(水曜日)』(MBSラジオ

『ぺこぱのオールナイトニッポンX』(ニッポン放送

遅ればせながら『ダレハナ』に、同じくTOKYO FMで新番組がはじまった尾崎世界観がゲストで登場した月曜日の放送を聴いた。

中学生時代の音楽の成績が「1」だったという意外な事実。ラジオで言おうと思っていたのに言えなかったことの大切さ。他人の話しかたを音楽的に捉えて相手の状態を読み取る独特な感覚。喋りでは他人からあまり影響を受けないが、文章だとかなり影響を受けるという言葉に対するスタンスの違い――。

などなど、山崎怜奈の一歩踏み込んだ質問によって、尾崎世界観の思考回路がさまざまな角度から炙り出される様子がとても興味深く、非常に濃厚な20分間だった。またいつか、改めて聴き直すべき価値のある内容であるかもしれない。

アンガールズのジャンピン』では、これまで『アッパレ』水曜日で繰り返されてきた数々の逸話が、改めてリスナーと共有される。その中で、田中がかつて命名したTKO木本の異名「お笑いマナーうるさ人間」という秀逸なあだ名が披露され、新コーナー「令和人間図鑑」の立ち上げが発表された。

この「○○人間」という名づけの手法は、『アッパレ』で言われている頃から相当面白いと感じていたので、これは間違いなく大ヒットコーナーになる予感がある。型が決まっていながら実質何でもありという、投稿者にとっては送りやすさと自由度を両方感じられるコーナーであるように思う。

ポッドキャスト番組へどれくらい投稿が集まるのかという、ひとつの試金石としても興味深い。