2021/7/12(月)のラジオ聴取日記~マキビシ式トーク術と苦言進化論~
【聴いた番組】
『もう中学生のデドコロ』(KBS京都)
『パンサー向井のチャリで30分』(ニッポン放送)
『アインシュタイン・山崎紘菜 Heat & Heart!』(文化放送)
もう中学生が、あちこち話題が飛ぶ自らのフリートークを忍者の撒菱に喩えていた。
思い浮かんだ分岐点ですべて折れ曲がる後藤明生の「アミダクジ式」にも通じる「マキビシ式」トーク術。
さらに今回は、唐突に相手に質問するだけしておいて、実は相手の回答にはまったく興味がないという傾向も発覚。
その昔、『爆笑レッドカーペット』に出演していたころには、江頭2:50に憧れてハイテンションを貫いていたという意外なルーツも開陳されて、もう中の根底にあるスタイルがいろいろと見えてくる興味深い回だった。
エレ片は、若手ライブに対する事務所の運営にやついいちろうの義憤が炸裂。そしてこの止まらない正論が面白い。
自らの所属事務所に苦言を呈する是々非々の姿勢も流石だが、即座に斜め上の改善案まで持っていってしまうので、結果的には建設的な議論になっているのが凄い。苦言が提言になり解決策にまで進化していくプロセス。
クリエイティブな思考って、本来こういうことなんだよなと思う。
『ムカチャリ』は、先週に引き続いて空気階段がゲスト。
「空気階段はかたまりがしっかりしているように見られがちだが、実はもぐらのほうがちゃんとしているように思える瞬間もある」というのは、『踊り場』リスナーにはとてもピンと来る鋭い指摘。パンサー向井の洞察力。