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寝耳に日刊ラジオレビュー 2021年10月31 日(日)号~有吉流の愛と毒と笑いにまみれた替え玉祝砲~

日曜ラジオ

【聴いた番組】

有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系列)

阿川佐和子&ふかわりょう 日曜のほとり』(文化放送

中川家 ザ・ラジオショー』(ニッポン放送

キョートリアル! コンニチ的チュートリアル』(KBS京都ラジオ)

アルピー酒井がアナウンサーとの交際報道を認めるまでの最難関と目されてきた『サンドリ』だが、いやはや凄かった。なんだか、チェルシーインテルを率いていたときのモウリーニョを思い出した。監督が選手の盾になり矢面に立ち、先回りして饒舌にフォローしてみせるあの感じを。

しかしそのフォローの仕方には、もちろん芸人流であり有吉流の角度がついていて、すべてが笑いに昇華されていく様は圧巻だった。他人の交際あるいは結婚発表を乗っ取りに乗っ取った挙げ句、自らが真っ先に飽きてリスナーをも飽きさせるという謎の手法。

しかし結果的に、たしかにもうこの件に関しては、まだ本人の口からは何も答えていないにもかかわらず、もう何か全部の回答が出尽くした感があって、聴いていてすっかりお腹いっぱいになった。

なんだか高級中華に行ったら、裏から出てきた店主が作るまかないの炒飯をたらふく食わされて、その一品だけで腹一杯になって帰ってきたような聴後感というか。

もちろん美味い炒飯というのは本当に美味いから、きっちり満足感と満腹感はあって、ただ帰ってきてソファーに横になってみると、「あれ、俺なにしにあの店行ったんだっけ?」ってなりながらも気持ち良くうたた寝してしまうというような、そんな感じで。(どんな感じ?)

あらゆるイジりしろがすべてイジり尽くされた結果、あとに残されたのは、もはやぺんぺん草も生えない状況。あとはテメエの番組でここに勝手に花を植えて、これ全部お花畑に変えちまえばいいじゃねぇかと。婉曲だがとても優しい。

なんというか、「芸人っていいな」と改めて思わされる、愛と毒と笑いにまみれた放送だった。