2021/8/27(金)のラジオ聴取日記~プールあるあるは川ないない~
【聴いた番組】
『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)
『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)
『ぺこぱのオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)
『問わず語りの神田伯山』(TBSラジオ)
『マヂラブANN0』、オープニングトークの流れから野田の「プールあるある」vs村上の「川遊びあるある」の対立構造(?)が生まれると、途中で野田が馬鹿なフリをしはじめたあたりから構造が変化し、そこからはただひたすら「プールあるある兼川遊びないない」を村上にぶつけまくるという不毛な展開に。その繰り返しがくだらなくて秀逸だった。
「プール対川」という関係が「都会対田舎」という対比につながっていくところまではわりと普通の展開なのだが、それがもう一段階細かくなって「都会の中流家庭対田舎の金持ち」というところまで行ったあたりで、一気にリアリティと悪ふざけ感が同時に増してくる。
もちろん本人たちはそういう計算があって話しているわけではなく、すでに感覚的に身についているものだと思うが、こうやってあらゆる段階における対立構造というのが笑いの根底にはあって、いかにそれを見出して掘り下げていくのかというのが、いわゆるセンスと呼ばれるものの正体なのかもしれない、と思ったりする。
番組後半にはこの前半の展開について、「プールあるあるを長くやりすぎた」と反省の弁を述べていたりもしたが、個人的にはこうやって無駄に深追いする姿勢こそがラジオの真骨頂だと思っているし、その代表格が『三四郎のANN0』なのかもしれない、とここで気づかされるに至る。