2021/8/17(火)のラジオ聴取日記~言語化できないもの~
【聴いた番組】
『ダイアンのよなよな…』(ABCラジオ)
『パンサー向井のチャリで30分』(ニッポン放送)
『カーボーイ』で太田光が、メンタリストDaiGoの炎上騒動について語っていた。
誰もが「それは自分にとって得になるかどうか」ですべてを判断しがちな昨今、それでも損得勘定なしに誰かの存在価値を認めるということについて。
その感覚は、景色への感動を言語化して伝えることができないように、かつて誰も言語化できていない感覚なのだと太田は言う。だがその感覚は圧倒的にリアルで、言語を超えて存在している。
しかしDaiGoのように言葉を巧みに使ってきた人間は、言葉を過信するあまり、自分の思考をすべて表現できているつもりになってしまっているのかもしれないが、それがどのような感覚か、本当は彼にもわかっているはずだと。
DaiGoがまず考えるべきは、彼がなぜ猫を愛しているのかということで、彼は「可愛いから」というようなことを言っているけれども、それだけではない無意識レベルの何かがそこにはあるに違いない。自分や社会にとっての損得だけでなく、ただ生きていてほしいと思うような何かが。
その感覚は残念ながら、誰も言語化できていない。だがその気持ちは、彼もきっと感じているはずだと。
大まかに言うとそんなようなことを太田は語っていたのだが、彼が言葉を慎重に選びながら語るニュアンスにも意味があるので、真意を伝えきれている自信はない。こう書いている中に、いくらかは僕の私見も入っているような気がするので、気になる人はぜひ番組を聴いてみてほしい。