2021/7/22(木)のラジオ聴取日記~隠し砦の三眼鏡~
【聴いた番組】
『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』(TBSラジオ)
『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)
『ナイツ・中川家 ザ・ラジオショー スポーツSP』(ニッポン放送)
『ぺこぱのオールナイトニッポンX』(ニッポン放送)
『メガネびいき』は、かつての同士・小林賢太郎の問題を語るべきジャストなタイミングでストッパーの鈴木工務店さんを欠くという、守備陣不在の危機的状況。
構成作家であると同時に2人の聴き手でもあり会話のクッションでもある工務店さんを欠くことで、普段は口当たりの柔らかさのおかげもあって落ち着いて見えるおぎやはぎの2人が、本質的にはかなりオフェンシブな芸人であるということに改めて思い至る。
僕はラジオにおいて「3人」という人数構成は非常に重要だと思っているのだけど、それはやはり1人がフォローにまわることで前線2人の自由が確保される、という意義が大きい。
さらに言えば『エレ片』がそうであるように、時に守備側の1人が攻撃役に転じたり、逆にさっきまで攻撃していたひとりが急遽守備に追われたりと、「2対1」の数的優位の構図が流動的に入れ替わることにより、思いがけず情勢が変化するという楽しさもある。
この『メガネびいき』の場合は守備は工務店さんにほとんど任せっきりの状態で、基本は小木と矢作のツートップ。
その中でより前にせり出すのがどちらかという範囲の流動性ではあると思うが、そう考えると守備の人選に関してはかなりシビアになって当然だよなと思ったり。
しかし中には高田文夫のように、かつて超攻撃的ストライカーのビートたけしに守備を任されていた人が、いつのまにやら最前線に立っているなんてケースもあって、そう考えるとあの人がやっていたことって守備というよりはむしろ攻撃のアシストのほうかと考えてみたりみなかったり、つい何もかもそうやってスポーツに喩えてみたくなる五輪中。