【聴いた番組】
『ダイアンのよなよな…』(ABCラジオ)
『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)
『もう中学生のデドコロ』(KBS京都)
『パンサー向井のチャリで30分』(ニッポン放送)
とにかく『ダイアンのよなよな…』終了発表がショックでショックで……。
しかも番組終了だけでなく、9月いっぱいでこの時間帯の枠ごとなくなるとのこと。
つまり「終了」というよりは「消滅」という感じで、いっそ諦めがつくといえばつくのだが、それにしても。
当ブログでも、勝手に1位に選んでいたラジオ番組だけにショックが大きい。
【いま聴くべきお笑い芸人ラジオ~おすすめ全国版2020~】
https://arsenal4.blog.fc2.com/blog-entry-363.html
番組終了の件については以下のように、すでに社長が会見で発表していたようで。
【ABCラジオ「よなよな」終了で「ミュージックパラダイス」復活 秋改編で音楽に力】
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0d61c2bb5eeb6244b217a86ba52c9dc6590f27c
前向きな改編ならまだしも、12年前にやっていた番組に戻すという至極後ろ向きな改編には、大いなる疑問を感じざるを得ない。
しかもサブスクによりますます必要性が乏しくなっている音楽番組への回帰となればなお。
もちろん、みんながやらなくなっているからあえてやるという逆張りなのかもしれないし、このままでは音楽ビジネスが廃れてしまうという危機感から来る使命感も充分にわかるが、それにしても月~金の帯で長時間やる必要があるとは、どうにも思えない。
僕はダイアンの月曜日しか聴いていなかったので他の曜日のことはわからないが、いまのダイアンならば必ず他にラジオ番組をやろうと声をかけてくる局はあるはず。
すでに東京進出はしているので、むしろ在京ラジオ局で新番組が始まってくれれば、彼らにとってはちょうどいいステップアップにはなると思うが、それにしても『よなよな』の2時間半(かつては3時間)という長尺までは、さすがに望むべくもないかもしれない。
リアルに考えるなら、一度『ダイアンのTOKYO STYLE』という一時間のお試し番組をやっているTBSでは、いま水曜24時~25時の枠がまだ定着しておらず、『24時のハコ』という月替わりの実験枠になっているため、そこにすっぽりハマる可能性もあるのではと期待してしまう。
だがそれだと1時間にしかならず、かといってライバルの『オールナイトニッポン』枠には10月改編の風習がなく、4月まで待たねばならない。こちらはあるとしたら2部の『オールナイトニッポン0』か、前の『オールナイトニッポンX』枠のどこかだろうか。だとしたら、事前に『オールナイトニッポンR』枠でのお試しがあるはずで。
あるいは、昼の『ラジオショー』枠で忙しすぎるナイツを一曜日減らして、金曜中川家の前日の木曜あたりをダイアンに任せるというのも……まあそれはさすがにないか。
あとはもちろん同じ関西のMBSあたりでやる可能性もあるし、もちろんABCがどこか別枠を用意する可能性もないことはないが、そうなるとわざわざそのために大阪との往復をさせるという選択肢を、いまさら吉本が新たに選ぶとも考えづらいところではある。
もちろん、いまならYouTubeやポッドキャストでやるという選択肢もあるが、彼らの実力を考えると、ラジオ局が放っておくはずがないと信じたい……。
さて、ちょっと熱くなりすぎてしまったので他の番組についても軽めに。
『日曜天国』では、安住アナが語る重量挙げの三宅先生(三宅義信)の武勇伝が最高だった。
昔だからこそ許される破天荒なエピソードを矢継ぎ早に繰り出すその口調はまるで講談のような語り口で、ユーモアも充分すぎるほどに。
エピソードの内容ももちろん面白いのだが、語り口でここまで持っていける安住アナは、やはり並みの局アナではない。
『デドコロ』では、もう中が控え室にスタッフ皆でディズニーランドへ行った写真が貼ってあるのを見て、一日でバイトを辞めたという体験談に共感しきり。
ものすごく変わった人のように見えるいっぽうで、こうやってトリッキーな発言の合間にポロポロとリスナーの共感できる話が飛び出してくるところもこの人の魅力なのだということが、回を重ねるごとに徐々に見えてきたところで次回が最終回。