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寝耳に日刊ラジオレビュー 2021年9月21日(火)号~ネタバレ論と邦題論~

火曜ラジオ

【聴いた番組】

Creepy Nutsオールナイトニッポン0』(ニッポン放送

トータルテンボスのぬきさしならナイト! Season 2』(ニッポン放送 Podcast Station)

『ハイパーハードボイルドグルメリポート no vision』 #18 福島飯〈後編〉

TENGA presents Midnight World Cafe ~TENGA茶屋~』(FM大阪

アルコ&ピース D.C.GARAGE』(TBSラジオ

Creepy NutsのANN0』で映画のネタバレ論と邦題論。

たしかに、「なるべく事前情報を入れずに観てください」というのも、ネタバレといえば一種のネタバレではある。約束されたどんでん返しは、果たしてどんでん返しなのか。

R指定が語った、「ピクサーの邦題のつけかたはジブリを意識している」というのは、たしかに言われてみれば腑に落ちる。そして『天使にラブ・ソングを…』というタイトルの完璧さ。

全体に、洋画の原題は日本人にとってはシンプルすぎる傾向があるようで、逆に言えば日本人は題名に説明を求めすぎるのかもしれない。『カールじいさんの空飛ぶ家』の原題は『Up』で、『アナと雪の女王』の原題は『Frozen』。

どうも日本人は、タイトルにキャプションまで求めているように見える。向こうの人から見れば、それは野暮に映るのではないか。

『ぬきさし』にはどうも、ポッドキャストにしては異例な量のスポンサーがついているという。

そもそもラジオ局もテレビ局も、その実力からするとトータルテンボスを甘く見すぎているような気がずっとしているが、近ごろはポッドキャストやラジオクラウドと地上波ラジオとのねじれが、さらには地方局と在京局のねじれが徐々に増しているようにも感じる。

これを健全な流れと見るべきか、不健全な流れと見るべきか。普通に考えれば『ぬきさし』は地上波へ格上げされるべき内容とスポンサーを抱えているように見えるが、もはや「地上波が上」という価値観も怪しくなってゆくのかもしれない。この先どのような待遇になるのか興味深い。