2021/8/15(日)のラジオ聴取日記~オードリー若林「気の合う仲間との草野球以上に楽しいものはない」~
【聴いた番組】
『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)
『さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ』(TBSラジオ)
『シソンヌの“ばばあの罠”』(RKBラジオ)
オードリー若林の言葉、「資本主義が煽るけど、気の合う仲間との草野球以上に楽しいものはないからね」が妙に沁みた。
コロナ禍だからこそ響く、というのも当然ある。だがそれ以前に、「たくさん金を稼いだ奴が正義」みたいになっている昨今の風潮に強烈な違和感を感じているから、というのが大きいかもしれない。
もちろん若林も、いまとなっては「たくさん金を稼いだ人」なのだけど、そういう人は普通、それ以外の価値観を認めたがらないから、逆にいまの若林が言うからこそ意味のある言葉なのかもしれない。
もとよりそこには、金儲けを第一目的としてスタートしているのか、他の目的を追った結果としてそうなっただけなのか、という決定的な違いもあるけれども。
SNSの影響で、ついつい目に入ってしまうものだから、誰もが隣の芝生ばかり羨ましがるようになった。その際、広大な芝生の手入れがどれだけ大変かは目に見えない。
そこに氾濫する情報も、徐々に言葉から写真や映像にシフトしてきていて、そうなるとパッと見てわかりやすいのは、やっぱり見た目のゴージャス感ということになってくるらしい。
結果としてSNS上は意図せぬ自慢合戦みたいになっていて、誰もがないものねだりをするようになった。
だけど裕福な生活を送っているように見える人たちが、何に幸せを感じているかなんて本人以外にはわからない。本人ですらわかっていないことだって多いだろう。
もしかすると彼らも、「気の合う人との草野球」をやってみれば、それ以上に楽しいものは人生にないと感じるかもしれない。ただそういうシーンを、自分のアカウントにはアップしないだけで。
いろいろと見えすぎる世の中になったせいで、幸せが見えにくくなってしまった。そんなことを考えた。まるで「壊れかけのRadio」の歌詞みたいだ。