2021/7/25(日)のラジオ聴取日記~宮下の話術~
【聴いた番組】
『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)
『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)
宮下草薙は15分という短い枠ながら、宮下のフリートーク術がどんどん磨かれているという印象がある。
普段は草薙の強烈なキャラクターの陰に隠れがちだが、宮下が日常の中から些細な違和感を拾ってくるセンスと、それを的確な言葉に落とし込んで伝える技術には注目すべきものがあると思う。
今回は宮下が家の洗面所の異臭に気づいて、それを直しに来た修理業者にまつわる話。
だが宮下が修理業者の人に感じる違和感のポイントが独特で、「え、そこ?」となるのだが、それでいて感覚的にはなんかわかるというか、むしろ人として大事なところのような気がしてこないこともないくらいの絶妙なラインで。
「違和感」や「怒り」の感情が笑いにつながることは多いけれど、そのポイントが当たり前すぎても面白くないし、的をはずしすぎていても面白くはならない。
そういう意味では、「一理ある」くらいがちょうど面白いと個人的には思っているのだが、その「一理」を嗅ぎつけるセンスと、その狭いひとすじの「理」にこだわってしつこく練り上げるいい意味での理屈っぽさを、彼のフリートークからは強く感じる。
これは特にラジオでとても生きる能力だと思う。
引き続き、放送時間の拡大を強く望みつつ。