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2021/7/1(木)のラジオ聴取日記~今年最高レベルのネタ爆誕~

木曜ラジオ

【聴いた番組】

『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ

『24時のハコ』(TBSラジオハナコ

『エイトブリッジのヤキトリエルボー』 #55(GERA)

爆笑問題カーボーイ』は「しらないの?」のコーナーが傑作揃い。

この番組には以前からこういう、ほぼ丸々コント的な会話文を募るコーナーがあって、だから有能なネタ職人が集まってくる。

今回は特に、この日一番のネタに送られる賞にも輝いた「親知らず」のネタが素晴らしかった。

「親知らず」を「親知らs」、つまり「親知ら」という単語に複数形の「s」がついた言葉、と捉える発想の妙。

そして「a 親知ら」という意味不明な響きから入ることで、安易に意味をわからせない導入の妙。

さらには、「oyashirazu」の頭は母音だから、だとしたら「a 親知ら」ではなく「an 親知ら」なのでは? とさらに話を押し広げる展開の妙。

ひとつのネタに3つもの驚きが隠されていて、ちょっと感動すら憶える。

ちなみに僕も、番組創生期にこの「賞」をもらったことがあって。

その時はちょうど『爆笑問題の日本原論』が出た直後で、賞品としてサイン本が送られてきたのだった。

遠い昔の話である。

『24時のハコ』は、6月担当ハナコの最終回。

今回は秋山のフリートークで「授業中に先生に当てられる際の法則性」についての話があって、一気に懐かしい気持ちになる。

学生時代は本当に、その日の授業で教師に当てられるか当てられないかに運命を左右するくらいの力があって、自分の中に「祈り」というものがあるとしたら、あの時ほどただ当てられないことを祈っていた日々はなかったと、いまになってしみじみ思う。

こういうハナコのネタの発想元になっていそうなフリートークを、もっと聴きたかったような気もする。