2021/8/21（土）のラジオ聴取日記～裏方とリスナーの信頼関係～
【聴いた番組】
『向井と裏方』#30（AuDee） ゲスト：石井玄さん《前編》
『三四郎のオールナイトニッポン0』（ニッポン放送）
『向井と裏方』にニッポン放送の石井さんが満を持しての登場。
『アルコ＆ピースのANN0』の制作プロセスや、リスナーの反応を放送局の上層部と共有することの難しさ、そしてオードリー若林の凄さなど、興味深い話が次々と。
実は石井さんとは、『ラブレターズのANN0』の最終回打ち上げで同席したことがある。
その日は特例というか、出待ちに来た多くのリスナーも同席しての打ち上げという珍しい形だった。
といってもそのときには、僕は石井さんとはほぼ話はできなかったのだが、打ち上げの最中、石井さんがあちこち移動しながら、いろんなリスナーへ積極的に話しかけていたのを憶えている。
その時期はちょうど『三四郎のANN0』がはじまる直前の時期で、その担当ディレクターである石井さんが、『ANN0』の熱心なリスナーたちに、「三四郎って知ってる？ 三四郎のどこが面白いと思う？」と、率直に訊いてまわっていたのがとても印象的だった。
この人は作り手でありながらも、たしかに受け手としての感覚を持っている人で、リスナーの感覚というものを信頼しているに違いない。そういう人が立ち上げたからこそ、『三四郎のANN0』がこんなに素晴らしい番組になったのだと、いまになって改めて思う。
