2021/7/9(金)のラジオ聴取日記~中川家の幼少期、それはエピソードの宝庫~
【聴いた番組】
『問わず語りの神田伯山』(TBSラジオ)
『シソンヌの“ばばあの罠”』(RKBラジオ)
まだまだ飛び出してくる中川家の幼少期の思い出話が、相変わらず抜群に面白い。
いまの子供たちの散髪や服装の話から、自分らのころは「レーシングカーの絵が描かれた靴」を履かされ、『キャプテンフューチャー』という、観たことも聞いたこともないどこでもやっていないキャラクターのお椀で飯を食わされていた、と。
たしかにそういう時代があった。親子で『鬼滅の刃』を楽しめるいまとは違って、あの頃の親たちは子供の趣味になんて理解を示さなかった。それが結果的に良いことなのか悪いことなのかはわからない。
だから子供の好みに関しても親はなんとなくしか把握していなくて、「『ジャンプ』買ってきて」と頼んだら月刊のほうの『ジャンプ』を買ってこられて喧嘩になったり、カウンタックのガルウイングに憧れているのにショベルカーのミニカーを与えられて「そうじゃないんだよな~」と思ったりするのが日常茶飯事だった。
だから「あの時代にはそういうこともあるよなぁ」と思って聴いていたのだが、ちょっと気になって検索をかけてみたら、なんと『キャプテンフューチャー』というアニメは実在している!
【「キャプテンフューチャー」特集 | 東映ビデオオフィシャル】
https://www.toei-video.co.jp/special/captainfuture/
僕は寡聞にして知らなかったが、NHKでやっていたあの『未来少年コナン』に続くTVアニメーションシリーズらしい。
世代が異なるのもあって流行っていた記憶はたしかにないが、この絵柄とタイトルの入ったお椀で味噌汁を飲んでいた中川兄弟を思い浮かべると、妙に微笑ましい気分になる。
しかしこういう話はいまどきこうやって検索して答えあわせをついしてしまいがちだが、調べないまま「実在しないキャラクターのお椀で飯を食わされていた」と思っていたほうが面白かったかもしれない。
でもやっぱりこの絵柄に見憶えはないから、「知らないキャラクターのグッズ」というだけでも充分面白いのだが。
それにしてもこのアニメ、妙に壮大で、気になる設定ではある。
『問わず語りの神田伯山』では、玄関先に置かれていた巨大スヌーピーの話。
不可解な日常の一幕から導き出された「理由のわからないものが怖い。わかるようになると怖くない。理由を想像している状態が一番怖い」という結論に、思わず膝を打つ。
実際には打ったりしないが、心の中で。