このたび、『日刊サイゾー』編集部との間で「編集作業」というものに対する決定的な見解の相違があることを確認し、それが書き手としてどうしても譲れぬ点であったため、第35回をもって同誌の連載ラジオ批評コラム「逆にラジオ」を閉じることとなりました。
なので気分的には、「終わる」というよりは「閉じる」、もっと言えば「完了する」という感じです。もちろんラジオというものが続く限り、書くべきことはいくらでも発生し続けるはずなので、「第一部完」というようなニュアンスですが。本当はもっと格好つけてバンド的に「空中分解」とか言いたいですが、ソロなので無理なようです。
これまで読んでくださった皆さん、そしてそこからわざわざこのブログにまで飛んできてくださった皆さん、本当にありがとうございました。最初は本当に10回くらいで終わるものと思っていたので、こんなにニッチなコラムが1年半も続くとは思ってもみませんでした。まあ読まれているというよりは、単に狩野英孝のように泳がされていただけかもしれませんが、泳げなかった人間が泳げるようになれば、それはやはり進歩です。何を言っているのでしょうか?
今後は、とりあえずまた原点に戻って、このブログでより濃い批評を続けていければと考えています。もちろん別の、もっと開けた場所や形が必要だとも思っていますが。もうひとつのブログ【『泣きながら一気に書きました』http://d.hatena.ne.jp/arsenal4/】のほうも、ちゃんと精魂込めてふざけているので、是非冷やかしで訪れていただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。いたされても困るかもしれませんがいたしております。