ドラマ『嘘の戦争』感想ツイートまとめ vol.2
【ドラマ『嘘の戦争』感想ツイートまとめ vol.1】
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『嘘の戦争』第6話。前作『銭の戦争』で主人公の富生が抗いがたい銭の魔力に翻弄されたように、今作の浩一もまた自らがつく「嘘」の魔術的な力に取り込まれかける瞬間がある。そしてすでに嘘に身を捧げた先達である仁科会長にはやはり、銭に魂を売った赤松と同様の「強さ」がある。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月14日
目の前に小さな嘘を積み重ねているうちに、当初の目標である「復讐戦」という目的地が揺らぎはじめる。そもそもその目標を達成した先に何があるのか、絶望しかないのか。そんな主人公の複雑な心境を明確に伝える台詞はまだないが、草彅剛の表情がそれを如実に物語る。台詞は最小限で済む。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月14日
『嘘の戦争』第7話。任務を着実に遂行しつつ、各方面に崩壊の予感。いよいよ「嘘がバレたらそこで負け」という単純明快な戦いではなく、「バレた嘘を逆に利用して相手を出し抜く」という捻れた領域へ。そこに主人公の「心」という不確定要素が混じると、一体どんな化学反応が起きるのか。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月21日
『嘘の戦争』第8話。今回も「猪の罠」に掛けるあたり、アクション的なアイデアの甘さは気になるものの、いよいよ誰が敵で誰が味方か解らなくなり、一時は見えたかと思ったゴールが再び見えざるゴールへと更新されるスリリングな展開。とにかく「展開」へのこだわりが半端ない。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月28日
個人的には「撃たれて瀕死の浩一が病院に運ばれる→浩一を助けるか助けないかの判断を楓先生に託される→楓先生が再び浩一を救う」という展開を一瞬期待したが、それをこの段階でやると一気に和解に向かってしまい、先の展開がなくなるのか。今回は、ハルカとの絆を確かめることを優先。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月28日
『嘘の戦争』第9話。最終回直前なのに、展開に次ぐ展開でいまだ着地点が見えない。とにかく展開フェチっぷりが凄まじく、もちろん各1話内の起承転結はあるものの、物語全体を俯瞰してみると1話目からずっと展展展展と「展」が続いている稀有な作品。最後まで展開に殉ずる覚悟を感じる。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年3月7日
『嘘の戦争』最終話。ここに至るまでに状況を散々展開させてきたので、最終話はそれらこじれた糸を解きほぐす回になるかと思いきやさにあらず。さらに1話内で1クール分くらい展開させた上で、因果応報の鉄槌を全方位に喰らわせつつ、救いと希望をもたらすアクロバティックな着地。圧巻。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年3月14日
『嘘の戦争』、時に無茶ぶりともいえる展開の妙もさることながら、草彅剛の表情を観るたびに、「この笑顔は本物なのか? 嘘なのか?」「今の発言は本心なのか? 裏があるのか?」などと読んだり読み違えたりするのが楽しかった。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年3月14日
【喜怒哀楽を越えてほくそ笑む草彅剛の怪演が光る『嘘の戦争』~2017冬ドラマ初回レビュー~】