ドラマ『嘘の戦争』感想ツイートまとめ vol.1
2017年1月スタートの冬ドラマの中で、最も楽しんで観ている『嘘の戦争』。
その感想ツイートがいつの間にかだいぶたまってきたので、ここにまとめて置いてみます。
ドラマ『嘘の戦争』、前作『銭の戦争』が良かったので期待したが、やはり面白い。ややご都合主義的な脚本が気になるものの、展開の速さと密度で持っていく力がある。そして何よりも、いま最も「ほくそ笑む」表情が似合う草彅剛の食わせ者感あふれる演技は、もはや唯一無二の領域に。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月10日
『嘘の戦争』第2話。弁護士が大事な証拠の品を、不用心にも封筒に入れて持ち歩いているあたりはちょっと無理があるが、2話目にしてもう5話分くらいの展開の速度と濃度。観ているこちらが置いていかれないようにと、必死に物語にしがみついていく感じがスリリングで楽しい。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月17日
「壮大な復讐戦」をテーマに掲げたドラマなのに、まるでラブストーリーのハッピーエンドのような、誰もがつい祝福してしまいたくなる2話目のラストシーン。このまま幸せになってもらいたいと思いつつ、もちろんこれは大いなる不幸への第一歩でもあるはず。この逆説的な展開は中毒性高い。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月17日
『嘘の戦争』第2話の余韻を噛みしめつつ『銭の戦争』を再放送で観直しているのだが、自分の忘却力のおかげもあって、すっかり新鮮な気持ちで再び展開の妙を味わっている。渡部篤郎が万札にアイロン掛けてるとことか、そういうディテールも秀逸。
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月19日
『嘘の戦争』第3話。前作『銭の戦争』の「冷酷無比な男が心を取り戻していく」主人公像も魅力的だったが、今作の「表情や声のトーンひとつで相手をたらしこんでしまう」主人公もまた強力。感情表現にねじれがあるぶん、こちらのほうが怖いとも言える。そのねじれを乗せた草彅剛の笑顔力。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月24日
前作『銭の戦争』が、右へ左へと激しく揺さぶられながら中心へと迫っていく渦巻状の展開を持っていたのに比べると、今作『嘘の戦争』は、最上階にいるラスボスに向けてあらゆる方向から嘘を縦に積み上げていくRPG的構造を持っているように見える。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月24日
『嘘の戦争』第4話。標的を罠に嵌めつつ、ここへ来て主人公の感情が爆発、さらには全方位的に内部分裂のフラグまで立ててくる濃密な内容。最後の金の使い道には、このドラマが前作とは違い、即物的な「銭」ではなくより内面的な「嘘」を起点とする復讐劇であることを如実に物語っている。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年1月31日
『嘘の戦争』第5話。早くも敵ボスの本丸に突入、ということは、仁科家側からすると早速籠城戦を強いられているわけで、ちょっと仁科家が無策すぎるようにも見える。だが前作『銭の戦争』でも赤松との直接対決は結構早い段階にセットされてて、むしろその後の展開が凄まじかったので期待。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月7日
前作『銭の戦争』でも、主人公の富生は5話目の時点でもう仇敵の赤松にゴルフクラブ持って襲いかかってて、「こんなに早くボス戦やっちゃって、このあとどうするんだろう?」と思ったけど、それはむしろその後の展開の複雑さ、奥の深さを暗示していたとも言える。 #嘘の戦争
— 井上智公 (@tmykinoue) 2017年2月7日
【喜怒哀楽を越えてほくそ笑む草彅剛の怪演が光る『嘘の戦争』~2017冬ドラマ初回レビュー~】