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『日刊サイゾー』ラジオ批評連載コラム「逆にラジオ」第7回更新~「安住二世」と呼ばれたくないTBS若手アナが解き放つ、暗黒のポテンシャル『ザ・トップ5~リターンズ』~

『日刊サイゾー』のラジオ批評連載コラム第7回は、ナイターシーズンを挟んで帰ってきた『ザ・トップ5~リターンズ』水曜日、というか突如として想定外のネガティブな魅力を開花させつつある山本匠晃アナウンサーについて。

【「安住二世」と呼ばれたくないTBS若手アナが解き放つ、暗黒のポテンシャル『ザ・トップ5~リターンズ』】

http://www.cyzo.com/2012/10/post_11659.html

ラジオが人の魅力発見装置であるというのを改めて気づかせてくれるとともに、テレビで観ているときに受けた印象というのがいかに表面的であてにならないものかというのを痛感させられる、そんな価値転換のスリルを味わわせてくれる良質な番組。

と言い切りたいところだけど、実際のところはやはり山本アナの存在がすごく特殊で、さらにはこの番組で相方をつとめるコンバットREC氏も、「ビデオ考古学者」という謎の肩書きどおり相変わらず異様に興味をひく人物なので、この組み合わせは狙ったにしろ偶然にしろやっぱりすごく特殊な例なのかもしれない、とも思う。そのへんは、金曜日の小林麻耶の回と比べてみるとけっこう見えてくるものがある。

まだ2回目の放送が終わった段階ということで、今後慣れていくにつれさらに面白くなるのか、まとまって普通になっていってしまうのか、ちょっと読めないし何を期待していいのかさえわからないようなところはあるけど、わかることよりもわからないことに面白さを感じる向きには、間違いなくあちこちに面白さを発見できる絶好の番組だと思う。